謹賀新年

新年あけましておめでとうございます。

虫むし倶楽部も、おかげさまで3年目を迎えることができました。

昨年は部長の膝故障により、計画どおりに進められず、参加者の皆様には大変ご迷惑をおかけしました。3年目は今までのように毎月の実施が難しくなり、回数が減ってしまいますが、可能な日程の計画に無理のない範囲で参加いただければと思います。また、今年は養老の森開設10周年を迎え、各種イベントがありますのでこちらにもぜひご参加いただければと思います。

写真のオニヤンマですが、昆虫の中ではトンボ目に属し、学名ではOdonata、英名でDragonflyということで、辰年にちなんで取り上げてみました。道志村でも広い範囲で見ることが出来る1種です。

本年もよろしくお願いいたします。

虫むし倶楽部 部長 守屋博文

8月19日のお知らせ

活動日時 8月19日(土)13:00~22:00

場  所 養老の森周辺

活動内容 昼間は散策しながら昆虫の観察や採集を行い、夜間は灯火を設置しそこに集まる昆虫を観察、採集します

集合場所 道志ベース 山梨県南都留郡道志村5964ネイチャーランドオム内

持  物 夕食、飲み物、防虫対策グッズ、捕虫網

参 加 費

 道志ベース家族会員 1000円/1人(道志ベース使用料は無料)

 道志ベース非会員  2500円/1人(道志ベース使用料込)

 *同伴の方 道志ベース家族会員 無料

       道志ベース非会員  1500円/1人

雨天時は中止といたします。

6月17日のお知らせ

クモガタヒョウモン

活動日時 6月17日(土)13:00-22:00

場  所 養老の森周辺

活動内容 昼間は養老の森周辺で初夏の昆虫調査を行い、夜間は道志ベースに灯火を設置し、そこに集まる昆虫を観察、採集します。

集合場所 道志ベース 山梨県南都留郡道志村5964ネイチャーランドオム内

持  物 夕食、飲み物、防虫対策グッズ、捕虫網

参 加 費 道志ベース家族会員 1,000円/1人(道志ベース使用料は無料)

     道志ベース非会員  2,500円/1人(道志ベース使用料込)

     *同伴の方:道志ベース家族会員 無料

           道志ベース非会員 1,500円/1人

雨 天 時 ご相談の上、延期するか中止いたします。

7月15日のお知らせ

アカハナカミキリ

活動日時 7月15日(土)

場  所 養老の森周辺

活動内容 昼間は散策しながら昆虫の観察や採集を行い、夜間は灯火を設置しそこに集まる昆虫を観察、採集します。

集合場所 道志ベース 山梨県南都留郡道志村5964ネイチャーランドオム内

日  程 7月15日(土) 13:00集合 養老の森で採集し夜間は灯火採集

持  物 別途お知らせします

参加費  道志ベース家族会員 1,000円

     道志ベース非会員  2,500円

     同伴の方 道志ベース家族会員 無料

          道志ベース非会員 1,500円

雨天時  中止いたします。

春?夏?冬?

5月20日(土)、今年3回目の虫むし倶楽部を開催しましたが、天気予報と裏腹に小雨が降り続ける肌寒い日となってしまいました。このため、午前中は先月採集した昆虫の展翅や展脚を行い、午後は森林整備の間伐体験、夜間は予定通り灯火を道志ベースに設置し、そこに集まる昆虫を観察、採集しました。灯りを点灯して少しすると、カゲロウやトビケラなどの水生昆虫が飛来してきました。これをきっかけに小型のガが集まり始め、数を増していきます。コガネムシやゾウムシ、ゴミムシなども飛来しましたが数は多くありません。終盤にはオオミズアオが飛来し、子どもたちは大忙しでした。

(浅子薫さん撮影)

このところ、気温の変化が激しい日々が続いています。春らしいそよ風に揺れる新緑に見とれる日があると思えば、30℃を超える暑さに大汗をかいて山道を歩く日があり、また厚手の上着を探し出してはおらないといけないような日と、どうなっているんでしょう?こんな中での、虫むし倶楽部開催翌日の半日ほど、養老の森やネイチャーランドオム、その周辺を散策し生き物の観察を行いました。

ネイチャーランドオム入り口にある茅葺古民家周辺には一般住宅や別荘があり、畑や花壇、植木の植栽、草地などの環境が広がっています。こんな場所で目を引いたのは、優雅に滑るように飛翔するウスバシロチョウです。そろそろ産卵時期と思われ、メスの個体が産卵場所を探している様子がうかがえました。そんな場所の花にいたのはコアオハナムグリ。成虫で越冬し暖かくなると花に飛来し花粉をむさぼり食います。アジサイの植栽の葉の上には、ウラギンヒョウモンが飛来し翅を休めていました。

道沿いの葉には、暖かい地方に生息していたヨコヅナサシガメが、落ちないようにしっかりとつかまっています。凹凸のある樹木の樹皮でよく見られますが、風で落ちてきたのでしょうか。畑に植えられた栗の木の葉先には、オトシブミの仲間のゆりかごがつる下がっています。左のラッパ上に丸められたものはミヤマイクビチョッキリ(矢印白)、右側の俵状に丸められたものはゴマダラオトシブミ(矢印赤)のゆりかごです。メスは葉を丸めながら内側に卵を1つ産み、ふ化した幼虫はその葉を食べて育ちます。

雫カフェでお昼を食べ、歩き始めてすぐのお花畑で観察していると、あまり見ることのないヒゲブトハナムグリが花に止まっていました。草地の地上50cmくらいを、とてもコウチュウとは思えない飛び方でハエのように飛び回っています。そんな草花の間をのぞいていると、大きなおなかをしたヒメツチハンミョウを発見。おなかが重いのか動きはゆっくりです。この虫もカブトムシやクワガタ虫と同じコウチュウの仲間ですが、ユニークな生態をしています。

養老の森周辺には、数本の川が流れています。今の時期どこでも見られるのがアサヒナカワトンボです。透明や赤褐色の翅は雌雄の違いや地域により変化があります。このあたりでは、オスは透明と赤褐色、メスは透明の翅がみられます。水辺に目を移すと、流れの緩やかな場所にひときわ大きなオオアメンボが悠々と滑るように移動し獲物を見つけています。川沿いの草の葉には、カメノコテントウの幼虫が歩いていました。この幼虫はクルミ類の葉を食べるクルミハムシの幼虫を捕食して育つのですが、木の上から落ちてきたのでしょうか。

歩いていると、山のほうからハルゼミの鳴き声が多く聞こえてきました。この季節特有のセミで、マツ林がないと生息しない種類です。高木の高い場所に止まって鳴いているため、姿を確認することはできませんでしたが、雲が出ると鳴き止み、晴れると鳴き始め、時に合唱となるこの季節の風物詩です。抜け殻を探そうとマツ林を歩きましたが、残念ながら見つけることはできませんでした。そんな場所で見つけたのが、枯れて切り倒されたアカマツの樹皮についていたヒトクチタケというキノコの一種です。お饅頭のような形で、下部に小さな穴が開いているところからこの名がつけられたそうです。木から一つ採取し穴をこじ開けたところ、クロハサミムシが飛び出してきました。このキノコには他にもゴミムシダマシやケシキスイ、ハネカクシの仲間が潜んでいて、虫の宝石箱のようなキノコです。

良い場所を見つけたと思いながら意気揚々と帰路についた時、私の最大のライバルに出会ってしまいました。アオダイショウの体長は冷静な目で見ると1.5~1.8mほどだったでしょうか、見つけた瞬間には10mほどの大蛇に見えました。おなかの真ん中が少し膨らみ、何かを飲み込んだことがうかがえます。この後下山するまで、細長いものがすべてヘビに見えてしまったことは言うまでもありません。

決して広い範囲の場所を長い時間歩いたわけではありませんが、歩くたびに新たな発見に出会い、季節を感じ、自然の不思議を提供してくれ、好奇心をかきたててくれる場所が身近にある道志村です。これからもそんな道志村の、虫を中心とした情報を紹介できればと思います。

虫むし倶楽部 部長 守屋博文

オオバアサガラを取り巻く虫たち

オオバアサガラは、林道整備や土砂崩れなどの後生育する、川沿いなどでよくみられるパイオニア種の樹木です。4月下旬に道志村養老の森を歩いた時にはまだ花が咲いていませんでしたが、ブドウの房のようなつぼみを持った花穂が垂れ下がっていました。

今回はオオバアサガラの葉の上で休んでいた虫たちや、歩きながら見つけたものを紹介します。まず目に飛び込んできたのは、緑色の葉に目立った黒色をしたハダカヒゲボソゾウムシと赤色のオニアカハネムシです。ハダカヒゲボソゾウムシはあちらこちらの葉の上や葉柄などで見ることができました。

少し進んで行くと、道沿いのニホンジカの糞に来ていたオオセンチコガネを発見。脅かしたつもりはないのですが、動かずに固まっていました。守屋に見つかると採集されてしまうといううわさが、虫たちの間で広まっているのかもしれません。

オオセンチコガネに別れを告げ、少し進んだ道沿いのスギの切り株周辺に、何か事件を感じる現場を発見。早速探偵気分で周辺を現場検証すると、5メートル四方ほどの範囲の中に5か所ほどの惨状を確認できました。被害にあったのはヤマドリ。最初はワシタカ類の仕業かと思ったのですが、ちょっと雰囲気が違うところがあり、可能な範囲で落ちた羽根を回収しました。持ち帰って地元の方に見せたところ、ニホンギツネの仕業ではないかとのお話をいただき納得した次第です。持ち帰った羽根は、部位ごとに並べて台紙に張り、資料として保存できればと考えています。

帰り際、オオバアサガラの葉に目を向けると葉の色と同化したワカバグモが、獲物を待ち構えて前脚を大きく広げています。近くには小さなシマバエ科の一種が休んでいました。

短時間でしたが、春の養老の森を堪能した一時でした。今年は桜の開花が早く、どうなることかと思っていたのですが、案の定他の樹木や草の開花も早くなっていました。

オオバアサガラのまぶしいほどの新緑は、少し疲れた身体を浄化してくれたような気がします。木々や草花は虫たちにとって重要な存在ですが、人間にとっても大切な恩恵をもたらしてくれる存在であることを、忘れてはいけないと感じました。

虫むし倶楽部 部長 守屋博文

5月20日のお知らせ

ヒメツチハンミョウ

活動日時 5月20日(土)10:00-22:00

場  所 養老の森周辺

活動内容 昼間は養老の森周辺で春の昆虫調査を行い、夜間は道志ベースに灯火を設置し、そこに集まる昆虫を観察、採集します。

集合場所 道志ベース 山梨県南都留郡道志村5964ネイチャーランドオム内

持  物 昼食(野外で食べますので、携帯できるものでお願いします)、夕食、飲み物、防虫対策グッズ、捕虫網、夜は冷え込みますので防寒対策もお願いします 

参加費  道志ベース会員 1,000円/1人(道志ベース使用料は無料)

     家族が道志ベース会員  2,500円/1人(道志ベース使用料込)

     道志ベース非会員 3,500円/1人(道志ベース使用料込)

     *同伴の方:道志ベース会員 無料

           非会員 1,500円/1人

*当日道志ベースで宿泊(テントorキャビン)を希望される方はお申し出ください。利用料を計算してご提示いたします。

*午前10時集合ですが、午後からの参加でも可能です。ただし、参加費は変わりませんのでご了承願います。

雨天時  ご相談の上延期するか中止いたします

虫むし倶楽部 2023年スタート!

虫むし倶楽部2年目がスタートします。ホームページの内容を2023年版に更新し、新たに2023年版チラシが直接選択できるようになりました。

今年はスタートが少し早まり、3月からとなります。また、灯火採集実施の期間も5月からと早め、さらに昼間も十分な採集や観察ができるよう、午前10時からとしました。

参加条件は、養老の森「昆虫まめ博士認定観察会」に2回以上参加した方と限られますが、今年の観察会も予定通り計画されていますので、条件を満たしていない方はぜひ養老の森ホームページもチェックしてみてください。倶楽部の詳細は毎月更新する年間計画を確認いただき、ご都合のつく範囲で無理なく参加いただければと思います。今年もよろしくお願いいたします。

謹賀新年

新年あけましておめでとうございます。

虫むし倶楽部も、おかげさまで2年目を迎えることができました。

2年目の予定は2月に入ってお知らせする予定です。虫熱が冷めていない方は、ぜひチェックしていただき、可能な日程の計画に、無理のない範囲で参加いただければと思います。

写真のマダラカマドウマですが、地方によってはヤマウサギやウサギムシなどと呼ばれています。一番よく言われているのは便所コオロギかもしれませんが、年の初めですので兎年にちなんで可愛く見ていただければと思います

本年もよろしくお願いいたします。

虫むし倶楽部 部長 守屋博文