6月19日に今年2回目の虫むし倶楽部を開催しました。活動中にはなかなか写真撮影ができないので、集合前などに撮影したものを中心に、養老の森や道志村の現在の様子を感じていただければと思います。
今日のスタートは養老の森下にある道志ベース。今年数が多く感じるのがヤマビルです。道志ベースでも砂利が敷かれた場所を離れて歩いていると、大小数匹がはっていました。写真のヤマビルは、靴下をはっていたものをはがして防虫スプレーをした後の状態です。
道志ベース付近を散策していると、近くの川から発生したのかアサヒナカワトンボも休んでいます。道志ベース付近で確認できるアサヒナカワトンボは今のところ伊豆個体群に分類されるようです。
その他にはイチモンジチョウやセスジナガカメムシ、ジョウカイボン、オオツマキヘリカメムシが見られました。
駐車場では、干からびたミミズをクロヤマアリの仲間が巣へ運び込むところで、近くではムネアカオオアリがガの翅を他のアリと取り合っていました。
すると、近くから大きな鳥の鳴き声がします。近くに行ってみるとガビチョウでした。他の鳥の鳴きまねをすることでも有名ですが、この時はガビチョウなりの鳴き方をしていました。いつもは藪の中で姿を隠していることが多いのですが、今回ばかりは、私を見てと言わんばかりに大サービスでした。
真夏を思わせる1日で、多くの虫たちを観察することができました。これからも道志村の自然をできる限り紹介していきますのでお楽しみに。